鋼鉄の5分の1の重さでありながら、強さは5分の1である
注目される新素材『セルロースナノファイバー(CNF)』。
『セルロースナノファイバー(CNF)』は植物繊維を骨格成分で
ナノレベルまでほぐして作られます。自然由来の原料であり、将来
持続的天然資源の有効活用としても多いに期待されます。
しかしながら、まだまだ素材価格が高いなどの課題があり、
量産化に向けては、京都大学の矢野研究室等で基礎研究が
進められています。
http://www.rish.kyoto-u.ac.jp/labm/cnf/downloads
今後、樹脂等に添加する複合化技術が進み、Kg単価が1000円以下に
なれば一気に普及することでしょう。
youtubeでのCNF紹介
特に、量産効果が大きい自動車産業での普及が急務であり、
昨年10月には『NCV(Nano Cellulose Vehicle)プロジェクト』が
立ち上げられました。http://www.env.go.jp/press/103177.html
素材の低価格化、用途研究から実装評価まで各方面で進められており、
我々、成形加工メーカも新素材を取り扱う製造技術なども合わせて、
リサーチしていく必要がありそうです。