仮想通貨取引所コインチェックから580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出した事件で、流出が始まってからわずか20分間で被害額のほぼ全てが奪われていたことがわかった。26日午前0時すぎに流出が始まったが、コインチェックが異常を検知したのはその日の午前11時という。半日近くも事態に気づかなかったずさんな管理が浮き彫りとなった。以上転載は日本経済新聞電子版より
少し前に知人からビットコインについてアドバイスをいただいた。「早くビットコインを始めた方がいいですよ。これからどんどん値上がりしますので、早いもの勝ちですよ。とにかく下がったときにどれだけ買えるかが勝負ですから。」
それから、数日後にコインチェックの流出事件の話を聞いて正直なところとても驚きました。信用第一であるはずの仮想通貨がそれも取引所から盗まれてしまうとは...昔ならルパンの仕業か?ありえない話だ。
それでもビットコインの人気は衰え知らずで、ビットコイン相場は下がっていないようだ。まさに下げたらもっとたくさん買い増ししようという知人のような方が多いということなのだろう。
「やっぱ知らないんだ兄さん...」で始まる出川兄弟二役のCMで、コインチェックのずさんな管理を誰も知らなかったことはなんとも皮肉な話で、さらにはこのCMもこの騒動で消されてしまったようです。
仮想通貨は特定の国の保証があるわけでないので、今回のコインチェックの流出については、被害者に保証すると報道がなされたものの基本的に被害は、自己責任になると思った方がよさそう?ですね。
コインチェックは金融庁の仮想通貨交換業者登録一覧に1月17日時点で登録されていないにも関わらず、業界取引高NO.1相当であることは法整備が後手に回っているのだと感じざるをえません。
それでも今のところ人気が衰えないと言うことは、かなりのハイリスク・ハイリターンの投機対象なんだろうな...自分は正直なところ、なかなか手を出せません。
幸いなことに今回のNEMの不正送金を保証するとコインチェックが、すばやく発表したことは被害者の方々にとっては救いですね。
また、不正送金の窃盗犯が資金移動を開始していると言う情報が流れていて、小口な口座に資金を移しながら攪乱を行い、資金移動を行っている様?です。 情報源 itmedia
(NEM Block Chain Explorer で犯人の資金移動が確認可)
いずれにせよ、今回の不正送金事件により、取引市場のセキュリティー強化や法整備などが進むことは間違いないですし、また、実力以上に相場が過熱しないように注視しながら、仮想通貨の市場がより成熟していってほしいものですね。