最近、小中学生の運動会で写真やビデオ撮影禁止の学校が増えていると言う。(ライブドアニュース) 個人情報保護法によって顔写真は個人情報であると明記されていることが原因とのことで、学校側は違反行為がない様に管理しなくてはならなくなったことが原因です。
せっかくのわが子の晴れ舞台を写真に残したい保護者にとっては、少々度が過ぎた管理と感じられる反面、スマホやSNSで容易に顔写真を投稿できるようになり、性犯罪に巻き込まれたり、あるいはプライバシー侵害につながるから、撮影禁止に賛成すると言う保護者の意見もまた少なくありません。また、学校に入場するにあたり不審者でないかチェックするために身分証の提示が求められるケースもあるようです。また、集合写真を含め業者が撮影した写真を希望者が購入する方法が一般的になりつつあります。
保護者にしてみれば、身分証を求められるのは自分をストーカー扱いするのか?けしからん!と思うかもしれませんが、それで安全性が確保できるのであればしかたがないことですね。結局、撮影した写真や動画を位置情報も含めて、誰でも全世界に即配信できるスマホの普及がもたらした新時代のルールと言えます。
コンビニでお酒を買う時に20才以上ですかのボタンを押すことに、自分は当初少し抵抗を感じていましたが、最近はいつも押すことがお約束になってきて、ごく自然な流れと感じるようになってきました。
喫煙エリアの厳格化、飲酒運転の撲滅、パワーハラスメント対策、残業規制等の基準は年々と厳しくなっていますが、それを生きずらいと感じる人がいれば、逆に弱者を守ることを重視した新しい社会への移行期間であると感じる人もいると思います。いずれにせよ従来では、問題にならなかったことが、今後通用しなくなることがあることを念頭に置き少し頭を切り替えなければならないということでしょう。
日本人は性善説的な発想で基本悪いことをしない人を前提で物事を考えてきましたが、国際社会のスタンダードは逆で、悪いことをする人がいることはあたりまえで、その対策をせずに被害を受けた場合は被害者が悪いといった自己責任論があたりまえになりつつあります。それだけ、情報管理やコンプライアンス等を最優先して会社を運営しなくてはならないことを自分も肝に銘じたいと思います。